Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

サクセスマナー 西村有紀子

今すぐあなたに幸運をもたらすサクセスマナー
今すぐあなたに幸運をもたらすサクセスマナー
東京書籍

この著者の本は前回 これ↓

目を奪われるほどオーラのある美人になれる本
目を奪われるほどオーラのある美人になれる本
大和書房

が気に入ったので自分でも買いました。
というわけで、この人の考え方は結構好きです。


さて、本書。
小×原流みたいな古くからの伝統的かつ一般的なマナー本ではなく、
むしろそれらはすでに知識として身に付いた上で
「一歩先のマナー」本だと思います。
マナーの基本である、相手にとって不愉快を感じさせない気遣いや
雰囲気を演出する、とでも言いましょうか。
マナーの例えで良く取り上げられる
「フィンガーボールの水を飲んでしまった来賓を前に
ホスト&ホステスと言った主催者も一様に飲む」と言うあれ。
相手に恥をかかせない為の機転。
いかに相手を思いやった行動をさりげなくスマートに取れるか。
結局は普段からそんな行動がとれる心構えが身に付いているか。
というわけで、著者が普段とっている行動のエピソード集です。


表紙の写真を見たらむしろ「華奢」な女性に見えるのですが
本文によると171㎝もあり、靴を履いたら175㎝にもなってしまう。
そんな人がコンサートで自分の前に立っていたら「あ~あ、おっきな人が
来ちゃった…見えないよおおおお」と私の様なチビはその時点で
テンションダダ下がり…↘
ところがこの人は後ろの女性に「見えますか?」と声をかけ
更に「始まったら靴を脱ぎますね」と一言伝える。
初めからぺったんこ靴を履いていくのも手だけれど
一言先に言っておくだけで後ろの人間にしたら
「あ、そこまで気を使ってくれているんだ…」って嬉しくなりますよね。
何も言わないよりもむしろ一言言うタイミングを選ぶだけで周りも
なんとなく良い感じ~~~になる。
そんな同じやるなら、するなら、の「効果」とでもいうヒントが
たくさん載っている本だと思います。
ひねくれている人だと「わざとらしい」とか「狙っている」と言う
感想になりがちですが(←普段はこういう感想を書いている人間ですが…笑)
世の中の多くの人がこれぐらい気を使ってくれたら「嬉しいな~」と言う
気持ちの方が先に立つので絶賛します!笑
至る場所、至る場面でこの本に書かれているような「思いやり」を
再現できるようになりたいもんです。
マナーは言い換えると思いやり。
ビジネスでも使える「マナー」も多数掲載されているので
男性にもお勧めします。