Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

やりたいことを全部やってみる 米山彩香

やりたいことを全部やってみる ストレスフリーな生き方を叶える方法
やりたいことを全部やってみる ストレスフリーな生き方を叶える方法
総合法令出版

これは…大滝汗…海のごとし…
いくら著者本人が本文で
p87

でも私は誰かの二番煎じで構わないと考えています。

(中略)

「パクリだ」と思う人はいるかもしれませんが、それでいいのです。

私自身、今やっているビジネスはほとんど誰かの二番煎じです。




開き直って書いてるのか何なのかわかりませんが、正真正銘
この手の本を一冊でも読んだことがある人間からすれば
「全くオリジナリティの無い一冊」としか言いようがありませんでした。
ある意味「差違」を見つけるほうが難しいレベル…


この著者は起業して組織に縛られることなく自分らしく生き生きと
仕事やプライベートを充実させている…
さあ、あなたも一日も早く仲間になりましょう!と。
そして今やp202

この仕事を始めてからやりたいことが次々と叶えてきました。

でも、やりたいことは減るどころか、ますます増えています。

最近では社会貢献への興味がふつふつと湧いています。

例えば海外に学校を作る、捨てられた動物を助ける、

女性差別を世界からなくす…

うわ~「やりたいこと」までもがどこかで聞いたような、見たような…
という「二番煎じ」「コピペ」ぶり…滝汗


要は、ネットに落ちている「無料の情報」では重要なことは
書いていないので私=著者 のようなノウハウを持った人間のところに
「金を払って」教えを請いなさい=それが私の収入になるのだから。
というPR本なんですね。


で、肝心なことは書いていない。
高収入を得たからと言って幸せになるとは限らない
その現実を書いてしまうと商売になりませんからねえ…


伯母に言われた通り
「お金があっても家族間の仲が悪かったら幸せとは言えない」
が現実の一部としてあることは書かない。


ま、この著者も今の段階では独身ですが「二番煎じ」「コピペ」
がお好きなようなので結婚してもその後のプロフィールは
「一男一女のシングルマザー」位にはなるでしょう。
(ただし実際には「パートナー、男」はしっかり確保している!笑)
「シングルマザー」という言葉すら自分の「武器」にするのが今の時代。
夢見がちな未来の顧客=著者の収入源に 
「シングルマザーでも起業したらやっていけるんだ!」って
「夢を見させる」(錯覚を起こさせる)「餌」ですから。
これが著者の言う通り「自分と同じレベルの人間が自然と集まってくる」
として夫婦で互いに「一億円プレイヤー」になって
「海外の別荘で家族全員でしばらく滞在しました…」とか
書いたら一つ間違ったら「敵を作る」ことになりかねませんよね。
むしろ「子供がいても仕事を頑張るお母さん!」の方が世間的には受けがいい
時代ですから。
プロフィールすら戦略ですねえ…しみじみ…


オリジナル性が全くない人であっても「言ったもん勝ち!」
「コピペしまくったもん勝ち!」
このことに関して「恥」入らないメンタルの強さこそが
勝負の分かれ目。