Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

理科準備室のヴィーナス 戸森しるこ

理科準備室のヴィーナス
理科準備室のヴィーナス
講談社

めんどくさい性格の主人公(中学生女子)だな、というのが第一印象。
こんな考え方で人と接していたら正直「生きずらい」だろうなあ…というか
読んでいて疲れた。(お前が言うな、とか聞こえない)
扱いにくい子供…という感じに捉えられるだろうし、学校の先生も正直持て余し気味。
しかし、大人になった今の自分が読むからまだわかるけど、この心情本当に中学生の物??あまりにも屈折してませんか?


別のアンソロジーで読んだ中学生のタイプ=普段5人グループだけれど4人グループを作るときは自然とその主人公が暗黙の了解で他のグループに行かされ
「え?どうして私。私もみんなと一緒がいい!!」と子供らしい幼さと鈍感さで反論するものの見事にスルーされて行かざるを得ない…的な「グループにおけるオミソ」「お情けでグループに置いてもらっている」ぶっちゃけ「モブ気質」の主人公の方が読者が中学生の場合受け入れられるというか理解しやすいと思う。