見えない鎖 鏑木蓮
- 見えない鎖
- 著者:鏑木 蓮
- 出版社:潮出版社
- カテゴリー:本
主人公の母は主人公が小学校3年生の時突然出て行き(男と)、その後父と何とか二人で生活していたところをいきなり父が事件に巻き込まれた(刺殺された)ことにより、さらなる不幸に…
と、果てしなく救いようのない19歳の短大生に襲い掛かる悲劇。
舞台は兵庫県。
主人公が住んでいるのは須磨公園に近いということから須磨区。
父が何者かに襲われたのは五色塚公園の北西に位置することから垂水警察から電話がかかる。
なのに、p74では
いよいよ本格捜査が始まります。
殺人事件ですから須磨署に捜査本部が設置されるんですが…
垂水区で起こった殺人事件がなぜに須磨署に本部??????
ということで、私としてはこれは
作者のミス
いうなれば、編集の見落としかと。
ところでしょうも無いことを調べてみました。
主人公が通う短大がポーアイにあるということで検索すると多分「神戸女子短期大学」がモデルかと。
また事故に遭った女子大生が通っていたのは加古川の大学でH大学って言ったら一つしかない「兵庫大学(私学)」。
それにしてもなぜにこの大学を選んだのか…目茶苦茶偏差値低いのに…
神戸にはもう少しましな大学があるのに…はあ…
と、揚げ足取りまくりですが父が刺された時に旅行のパンフを握りしめて娘の名前を口にしたというくだりはぐっときました。
仲のいい父娘だったんだろうなあ…と思うと小説であっても気の毒で。
母親の軽さを少しでも身に着けていたら娘もここまで苦労せずに済むのに。
北が駄目だったから南に行くの、って…軽すぎるわこの母親。
早乙女先生の指導の下、喜ばれる流動食を作ってくださいねとエール。
ただ、人のもの=既婚者を好きになるのは絶対にやめましょう!
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