タスキメシ箱根 額賀澪
- タスキメシ 箱根
- 小学館
- 本
アニメ化を連発させているラノベ編集者に「ダメだし」された後に書かれたこの作品。
いかに成長したのか…と期待したけれど
「私には合わなかった」
箱根駅伝の傑作はこれでしょう!
- 風が強く吹いている (新潮文庫)
- 新潮社
- 本
逆に今回取り上げた本が「箱根の切符がいかに遠いのものか」とか「努力は報われない」とか「挫折・諦め・憧れ」と言った様々な感情を超えてあの場に立っている!とドキュメント風に読むとまだ楽しめるかもしれない作風に対して、
三浦版は「こんなに簡単に箱根に出れるわけない!!!!怒」とか「あり得無さに」突っ込みを入れられるとしても
小説として面白いのはどちら?
と問われたら確実に後者!と軍配が上がる
なぜなら「努力は報われない」という事をわざわざ小説で言わなくてもいいじゃないか!と
思ってしまうから
むしろそんな現実は「ひろゆ×さん」位がボソッと吐けばよろしい
あり得ない設定だとしても読後感が「面白かった!!!!!」と爽快感すら味わえるような
小説の方が私は「読んだ甲斐があった」と思う
この作者の作品のように毎回「努力は報われない」話ばかり読まされると「またこの話も努力は無駄」で終わるんですか?とうんざりして手に取る気が無くなるから売れない作家になるのだと思うのだけれど
貴女は
- 拝啓、本が売れません (文春文庫)
- 文藝春秋
- Digital Ebook Purchas
これで一体何を得たのですか?
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