Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

神戸北野 僕とサボテンの女神様 藍川竜樹

神戸北野 僕とサボテンの女神様 (光文社文庫)
神戸北野 僕とサボテンの女神様 (光文社文庫)
光文社

神戸の北野でサボテン専門店を開く女店長とバイトの高1男子の話
サボテンのウンチクに付き合う時間がある方はどうぞ


もし本当に店を開くのならサボテンは厳しいと思う。まだ多肉の方がとっつきやすいし、
観光客も土産として持って帰りやすい。それ以上にもしワークショップを週一回、月一回開くとしても「あの坂」を登ってまで…とそこで二の足三の足になってしまうと思う。
実際、観光客が激減しているとブログで書かれていたのを読んで「マジか!」と思う反面、
このクソ暑い時期に「あの坂」を登って(二回言いました)再度異人館を見に行こう…という気には到底ならない。一回行ったら・見たらリピは無し!の場所で店を開くのは…
もしくは「女性客目当て」で店を開くのに駅から15分~20分も歩くのはハードル高い!
となると「車で…」となった時にあのせま~~~~~~~~~~~~~い道を女性が運転するのは…さらに駐車場が「無い」とか「入れにくい」となるともう絶望的な立地!
要は「そぞろ歩き」するにはいいかもしれないけれど「リピ」の観点からすると問題あり!
なんだよね…あそこらへん…


作家名が「男性」ぽいけど女性かな?

p28

阪神間の手土産の定番、洋菓子店アンリ・シャルパンティエの焼き菓子詰め合わせを渡す儀式も終え、

p152

「見たわよ、ミッシェルバッハのマドレーヌじゃない!」(中略)

「大好物よ。ミッシェルバッハだとクッキーローゼも食べたいけど、予約でいっぱいで手に入らないのよね」「ああ、あれ、うちの母もなかなか手に入らないってぼやいてました」

p209

「…これ、もしかしなくても〈夙川クッキーローゼ〉ですよね」

阪神間では老舗の洋菓子店ミッシェルバッハの看板商品だ。

素朴な昔ながらの味が絶妙で人気の商品だが、手作りにこだわっているので量産できない。

予約は半年後まで埋まっていて、店頭販売分も開店前から並ばないと手に入らないという、ハードルの高いお菓子なのだ。


外商さんはお客様が欲すれば朝早くから並ぶんだろうなあ…
他にもカファレル北野本店でお茶、とか「うぬう…おぬしできるな!」という感じ。笑


ただ本当に異人館の「廃墟化」がとんでもないらしく

(このサイトがスマホのスマートニュースで挙がってきた時は見れたのですが)

動画が再生できないのが非常に残念なのですが「え?こんなにひどいの?」
と絶望感しかなく…涙
古い家や街並みだがどんどん取り壊され、マンションになっていたりと「情緒」も何もなく、京都のように「古き良きものをリノベーションして使い続ける」という精神は神戸には
無い模様。一回取り壊したら二度と元には戻らないのに…