Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

わたしの幸せな結婚 2 顎木あくみ

わたしの幸せな結婚 二 (富士見L文庫)
わたしの幸せな結婚 二 (富士見L文庫)
KADOKAWA
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あ~なんだこれ?1巻とは別物ですね
と言うか1巻の感動を返せ!レベルに転落!


あとがきには「一巻に対する回答編」という位置づけらしいのですが
感触が漫画の「1話読み切りで掲載した作品が連載物になりました」系の臭いがする。
びみょ~な「ズレ」みたいなというより「こじつけ」「ねじこみ」「無理やり」感を
隠し切れてなくて。まだまだ強引に話を引き延ばしますよ!って感じがダダ洩れ!



実の娘が死んで10歳にも満たない孫娘が残された場合、祖父は引き取りませんか?
しかもさっさと後妻が入った場合。
というよりちゃんと暮らしているか気になりませんか?
特に特殊能力がある、と言われている家系ならなおさらそれがどう発動しているかとか。
「能力なし!」と言われているのであればさっさと引き取りませんか?と突っ込んでしまいましたよ


むしろ「私は何の特殊能力もないけれど、それでも旦那様の隣に居たい!そう思うことしかできないけれど!」とそれをパワーにして「隣の位置」をキープしようと努力する話の方がありきたりであっても納得できた気がする。自己評価が低すぎる陰気なヒロイン設定であっても今回のこの「私なんて」的な間違った謙遜系は勘弁してほしかった。