Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

八朔の雪 髙田郁

八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)
八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)
角川春樹事務所

2009年発行ながら人気のある作品らしい
というわけで空気読まずにこれもバッサリ行きますので
この作品がお好きな方はスルーかお覚悟を


「飯テロ」+人情もの
正直主人公の「澪」が18歳という設定にびっくり!
読み始めの描写から「15~16歳」位かと思っていた
明治生まれの祖母ですら「16,17歳で見合い結婚=初めて顔を見たのは結婚式の日」というあれですよ。なので江戸時代で18歳まで「売れ残っている」し「下がり眉」とか
なんかなあ…イマイチ「澪」の造形がつかみにくかった。
大坂と江戸の食文化の違いをうまく利用して「のし上がっていく」のかもしれないけどイマイチ「食に興味がない」私が読んでも「美味しそう」とか「食べたい」という感想に至らず。残念ながらそっちの描写には力を入れていないのか力不足なのは不明。
まだまだ話はこれから始まる…っていう感じなので感想はこれぐらいに。


食に興味がないとはいえ「だしの素」で作っているのかちゃんと「こんぶとかつお」で
出汁を取っているかぐらいの区別はつく舌はもっているつもり。
逆にそれだけ丁寧な仕事をしている料理は早々頻繁に口にできる値段ではない為、自分が作るのと変わらない味をわざわざ店でお金を出すぐらいなら食べない方がマシ、というそんな考えから。