Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

神様から教えてもらった魂の因縁切り 安岡直子

神様から教えてもらった魂の因縁切り
神様から教えてもらった魂の因縁切り
KADOKAWA

中々感想を書くのが難しいな、と思った一冊


というのも「人の持つ悩みの中で断トツなのは人間関係」と言われていますが、
自分が「被害者」だと思っていたら本書によると


p86

「悪因縁の仕返しプロジェクト」は壮大、かつ私たちが「やられた人」と

同じ苦しみを味わうまでは解放されないようになっています。(中略)


でも、忘れないでください


先にあなたがやったのです。

あなたがやったことが、

今、返ってきているだけなのです。


あなたが今、味わっている苦痛や苦しみは、あなた一人が味わっているのではありません。目の前にいる悪因縁の相手も、はるか昔、同じ苦しみを味わっているのです。(中略)


まずは「私が先にやったんだ」と心から認めてください。

そこを認めて初めて、相手とあなたを結ぶ悪因縁という糸にはさみをかけた状態になります。




サクッとわかりやすい例で言えば7月某日に暗殺された元首相。
この事件の時に「今までいろいろやってきたからロクな死に方をしない」と陰で言われましたが、これなんて元首相の「過去過去ではなくあくまでも何代も昔の過去)」で山上某に対してひどいことをしたから銃で撃たれた…
となると、この著者の考えで行くと来世では安倍某が今度は山上某に対して非道な事をする…という繰り返しが待っている事になる。
山上某が「反省」して心から謝れば好転するかもしれませんが、そこは未知数。
もっと言えば山上某と山上某母との関係がもっと好転しなければ悲劇は終らないと
まずは犯行に繋がった根元のこんがらがった「糸」をほどかない事にはどうにも…



こんな風にまあ、来世もせいぜい苦労したくなければ「私が悪かった!」と素直に認めることのできる性格の人だけが読んで納得できる一冊!