ヤバいビル 三浦展
え~っとこの題名を背表紙で見て借りました
正直私の大好物の「廃墟」か「出るんですよ××が!」みたいな本だと思って
ところがどっこい題名の「ヤバイ」は我々昭和生まれが意図する「ヤバイ」ではなく
今どきの若者が「なにこれ?!ちょ~やばい!!」という使い方をする方でした
この表紙の雰囲気とフォントで一体どこが「いい意味のヤバいなのか?」と
突っ込みたくなるのは私だけでしょうか?
1960~70年代の古き良き昭和臭がダダ洩れな個性あふれるデザインが「ヤバイ!」
建築物の本でした
妙に懐かしい…というか今どきの味もそそけもないただの真四角なマンションや
ビルを見慣れた目には「Rの曲線、すげ~」としか言いようがありません
無駄な装飾程、実は詳細が凝った作りという好景気をもろに感じさせる
今の不景気な日本だとせま~い土地にいかに建てて人を入れて収益を上げるか!
しか考えていないものと一線を画すもはや芸術!
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