Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

きくち体操「心」の教室 菊池和子

きくち体操 「心」の教室
きくち体操 「心」の教室
青春出版社

通販でしか買えない雑誌『ハルメク』の新聞広告欄でよく目にするこのお方
確か私がハイヒールウオーキングに通っている時に先生も
「年齢のわり(89歳!)にこの人、背筋が伸びている」と
べた褒めしていたのを思い出した


本作は「体操」のやり方については一言も書かれていません
ただひたすら「なぜ体操をするのか」「体を動かすことの意義」など
「理由」だけを書いています
ヨガを始めて10月で一年になるのですが、やはり体を動かすという事は
「理論」を理解して初めて「効果」が出てくると思います


本書で力説しているように「ただ動かしているだけ」「講師のまねをしているだけ」では
自分の身に付かない
実際、ヨガから帰宅して夜寝る前にさあやろう!と思っても「あれ?何をしていたっけ?」と一瞬で「認知症」状態になることからも「考えながら、自分の身体に聞きながら」やって
いないことが丸わかり (;^_^A


丁度この本を読む前にヨガの先生も「本当はこんなことを言ってはいけないのだけれど、
整体やマッサージに行くよりも自分で力を調節しながらやるのがい一番いい」と
おっしゃっていただけにこの著者も同じことを言っているな、と


ヨガもこの菊池体操も「他人と比べない」事は同じ
あくまでも「自分の身体を自分でメンテする」のみ
自分で自分の身体の不調をいち早く察知することに意義がある
ある程度何かを「極めた人」って最終どの人も同じことを言うんだなあ…と思った次第