Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

フェレットの冒険Ⅱ リチャード・バック

フェレットの冒険〈2〉嵐のなかのパイロット
フェレットの冒険〈2〉嵐のなかのパイロット
著者:リチャード バック
出版社:新潮社
カテゴリー:本

私の基準で評価すれば申し訳ないけどこれは失敗作。
作者の原文が悪いのか、訳者が不親切すぎるのか微妙ですが。
今回はパイロットのフェレットが主役なので当然のように飛行機が小道具となります。
正直いきなり専門用語連発で、さらにこれは一体何を指し示すのか?と言った注釈が一切ないままに話はどんどん進みます。
例えていうなら、連続ドラマの新番組の一回目を見ているのにまるで2回目を見ているの?と思うぐらい「わかったもの」として話は進みます。
また、話の展開上仕方ないとはいえ、ヒロインの性格があまりにも頑なで、正直イライラします。
でも、現実にこういうタイプはいて、フェアリーの力が及ばないのか50近くになってもやっぱり独身です。笑
そして、ヒロインの話と並行して祖父と孫の話が絡むのですがちっとも意味不明なまあ一言で言えば宗教色が強すぎて…
前作も宗教色が出ていることは出ていたけどまだ話が面白かったから許せたけど、こちらは…(以下自粛)
有名作家でも本作は私ならだれにも薦めないな。自己満足、の一言に尽きる。
せめて訳者にもう少しサービス精神が備わっていて、飛行機専門用語の補足、英語の裏の意味などを注釈をつけてくれたらまだ楽しめたのかもしれませんが、この訳者さんはただ綺麗に訳しただけ、って感じ。

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