Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

キャバ嬢の社会学 北条かや

キャバ嬢の社会学 (星海社新書)
キャバ嬢の社会学 (星海社新書)
著者:北条 かや
出版社:講談社
カテゴリー:本

同志社→京大院に進んだ才媛の論文の書籍化。
「カオとカネの交換システム」について調べるのが発端だったにせよ、根底にあるのは自分の「容姿コンプレックス、女子力の無さ」。
しかし、なんというか「男性が書いた」本のように表面的でぺらっぺら。
「素人ぽさが最大の売り」の商売なのにこの仕事を数年しなければ得られない仕事としての知恵が無いゆえに「病んでいく」キャバ嬢の姿があるのにそこは深く突っ込まず。それが一番、物足りない。
相反するものをどうすれば共存できるのか?とは一切突っ込まず「使い捨ての商売」と切っている。
その姿はしょせんやっぱり私とキャバをしている人たちとは違うのよ!的な見下しすら感じるのだが。

「京大の修士論文」がもとになっているということだが、これが世に出ることによって「京大って…プークスクス」扱いになりそう…
(まあ、偏差値のどこまでも低いアホの読者向けにわかりやすい文章にした結果がペラッペラになってしまったと仰るのでしょうが…)



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