優しい音楽 瀬尾まいこ
- 優しい音楽 (双葉文庫 せ 8-1)
- 著者:瀬尾 まいこ
- 出版社:双葉社
- カテゴリー:本
短編三編。
ん~~~~なんて言うか…
文章は優しい、易しい、読みやすいけれど読みごたえがあるかと言えば無い、そんな感じ。
一作目の『優しい音楽』は設定に違和感があり結果から見るとまあそうだけど、けどそれって「人=彼氏」を利用しているのでは?と女に対して腹が立つというか嫌な感情を持つ。
文体が優しいから素通りしがちだが、女は声をかけただけであとは何も自分から行動していない。
二作目の『タイムラグ』は8歳にしては子供っぽいしえらく大人びていると??????の嵐。
今時の子供は知恵が有って初対面の女性を「おばさん」呼ばわりしない処世術を持っている。(と言うか親がレジでも『お姉さんに、ハイしなさい』と言うけどなあ…今時のアホ親は言わないのか?)
3作目の『がらくた効果』はもう設定がぶっ飛んでいるので常識的な意見を述べるのは野暮。
この作家の書く登場人物(特に主人公レベル)ってどこか変!な人ばかりなのだが、それがおかしみを持たせる場合としらける場合がある。
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