Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

女の子は、明日も 飛鳥井千沙

女の子は、明日も。
女の子は、明日も。
幻冬舎

33歳の高校の元同級生4人が偶然再会して展開する話。
33歳なのに題名の「女の子」…(*´-ω-`)・・・フゥ


自分自身の20代前半は唯川恵さんの専業主婦vsキャリアウーマン的な
女の生き方について散々読み尽くした世代ですのでこの本を読んでも
正直、新鮮さは感じられませんでした。
ある意味、読者ターゲットから大きく外れているので
お呼びじゃなかったとも言いますが。
そんな中で今時の女の生き方の中では避けて通れないのが
「不妊治療」。
そこがある意味私の時代とは大きく違うなあ…
というか、もう自分にとっては「過ぎ去った出来事」過ぎて…
( ・3・;)~♪


この作家さんの本を数冊借りて連続で読んでいるのですが、
正直、インパクトが弱いと言いますか「いい人しか出てこない」
と言うのは読んでいて安心な反面、共感もしにくい。
リアルでも私の様にストレートに意見を言う人間を好いてくれる反面
嫌われ率も高いし、その一方で「いつもニコニコ当たり障りなく」の割に
陰では「何考えているのかちっともわからない」「自分の意見を言わない」
と距離をおかれている人もいる。
なので、小説でそんな個性の無い人ばかりでいいのかな?と。
まあ、私自身「自分のブログ」だからこそ「好き勝手、言いたい放題
書き放題」を展開しているのですがリアルでそれやりまくるとね…
特に女性相手だとそれこそ「難しい事を女子供に言ってもな」の
原理が働くし。なのでブログでもあんまり偏った事はなるべく書くのは
(これでも)抑え気味にして当たり障りのない方向になってます。


翠と言う登場人物がメインの一人に向かって「これ以上、何を望むの?
全てを手に入れているくせに!!!!」と言葉を投げつけるシーンがあり
言われた方はぼう然とするのですが、正直、この翠の感情が一番
リアルに近いものだと思いました。