Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

英国貴族の暮らし 田中亮三

図説 英国貴族の暮らし (ふくろうの本)
図説 英国貴族の暮らし (ふくろうの本)
河出書房新社

内容的には期待外れ。
題名に「暮らし」とあるけれど実際は「家」(建築物)についてだった。
まあ、家というより「城」もしくは「城塞」だから感覚が全く違う…汗
掲載されている「家」のイメージを言えば
ベルサイユ宮殿の色味を取っ払って地味だけど剛健みたいな?
p55

普段敬意を払われ特別な扱いを受けている彼らには、

古くからノブレス・オブリージュ(高貴なる者の責務)という

不文律があり、国家や共同体に不時の災害や戦争などの

危急存亡の事態が発生した時には、

まずわが身の危険を顧みず、先頭に立って解決に当たる

伝統があります。

20世紀前半に起きた二度の大戦においても

上流階級の戦死者比率は、庶民のそれをはるかに

超えていました

その結果多くの貴族の家で、将来爵位を継ぐべき

長男が戦場に散り、スペアである次男まで戦死して、

爵位の継承権は叔父や従兄弟に移った例が少なくありません。


どこぞの国がまた自衛隊を他国に送ることを提案していますが、
どこぞの国のえらいさんは自分たちの息子や娘婿を戦地に
送り込むことは端から考えずにいるからできた案。
自分たちは平和な国でのほほんと日々安泰。
面倒な追及はのらりくらり日本語をしゃべっているはずなのに
一体何を言っているのかわからない戦術でごまかす。
そして跡継ぎを失うことなく、政治家の基盤を譲る、と。
最近結婚した男なんて嫁ががっつりと資産家なので
これまた(30年後も余裕で)安泰、と。
日本の政治家が「小さい」のは、
ノブレス・オブリージュの精神が無いから?