英国貴族の暮らし 田中亮三
- 図説 英国貴族の暮らし (ふくろうの本)
- 河出書房新社
- 本
内容的には期待外れ。
題名に「暮らし」とあるけれど実際は「家」(建築物)についてだった。
まあ、家というより「城」もしくは「城塞」だから感覚が全く違う…汗
掲載されている「家」のイメージを言えば
ベルサイユ宮殿の色味を取っ払って地味だけど剛健みたいな?
p55
普段敬意を払われ特別な扱いを受けている彼らには、
古くからノブレス・オブリージュ(高貴なる者の責務)という
不文律があり、国家や共同体に不時の災害や戦争などの
危急存亡の事態が発生した時には、
まずわが身の危険を顧みず、先頭に立って解決に当たる
伝統があります。
20世紀前半に起きた二度の大戦においても
上流階級の戦死者比率は、庶民のそれをはるかに
超えていました。
その結果多くの貴族の家で、将来爵位を継ぐべき
長男が戦場に散り、スペアである次男まで戦死して、
爵位の継承権は叔父や従兄弟に移った例が少なくありません。
どこぞの国がまた自衛隊を他国に送ることを提案していますが、
どこぞの国のえらいさんは自分たちの息子や娘婿を戦地に
送り込むことは端から考えずにいるからできた案。
自分たちは平和な国でのほほんと日々安泰。
面倒な追及はのらりくらり日本語をしゃべっているはずなのに
一体何を言っているのかわからない戦術でごまかす。
そして跡継ぎを失うことなく、政治家の基盤を譲る、と。
最近結婚した男なんて嫁ががっつりと資産家なので
これまた(30年後も余裕で)安泰、と。
日本の政治家が「小さい」のは、
ノブレス・オブリージュの精神が無いから?
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