Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

花嫁選びの舞踏会 オリヴィア・パーカー

花嫁選びの舞踏会 (ラズベリーブックス)
花嫁選びの舞踏会 (ラズベリーブックス)
竹書房

数ページ読んで「あ、前読んだことがあるわ~」と
この手の本にしたらすぐに思い出せた一冊。
とはいうものの、どういった経緯でカップル成立するのか
までは覚えていなかったので再読。


以前読んだ英国貴族の生活・習慣の資料的な本をの知識が役に立った。
というのも、ヒロインはヒーローの身分=公爵=最高級貴族ランク
を知らなかったとはいえ「ミスター」=貴族身分の無い者、平民レベル
と呼びかけてしまい周囲にいた貴族をドン引きさせたり、
母親がアメリカ人ゆえに「しつけられてない」と陰口を
散々たたかれます。
ロッテンマイヤーさんに常に「アーデルハイド!!!!!!」と
言われてそうなかなり破天荒なヒロインであることは間違い無いかと。


身分にふさわしい振る舞いって確かにあるから。
それを「私の自由よ」「勝手よ!」というのはどうかと。
どこぞの400万すらも払えないような男がやんごとなき家柄の娘を
大学時代にプロポーズするなんて、どんだけ常識外れなのよ!
とたたかれているような雰囲気と言えばおわかりでしょうか?