Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

強いおばさん弱いおじさん 小川有里


強いおばさん 弱いおじさん 二の腕の太さにはワケがある
強いおばさん 弱いおじさん 二の腕の太さにはワケがある
著者:小川 有里
出版社:毎日新聞出版
カテゴリー:本

同世代の女と喋るのは苦手と言うより、できればしたくない。
と言うのも、喋っていても面白くないし得るものがない。
大体、子ども学歴自慢、夫自慢(最近聞かないが…)、最近は子供就職先自慢、
もう少ししたら孫自慢などしだすのだろうなあ…
なあ、他人が聞いても全然面白くもなんともない話を延々と聞かされる身になったことあるか?
というわけで、近所の人と喋るのは大体「年上の女性」がメインな私。
この本に書かれているような内容、定年後の夫の扱い方、介護問題、誰も住んでいない実家の片付け問題、相続バトル…などをバンバンあけすけにリアルで喋ってくれる人は聞いていても楽しい。
というか、この手の話をオープンに話してくれる人は一つのネタだけでは済まないのに対して、普段からちっとも面白くも無いタイプの人だとどんな話をしても面白くない、と思ってしまう。
年上でも相変わらず「他人と自分を比較せずにはすまない性格」の人は自分が「劣っている」と言った内容は絶対に口にしないから。
自分を一旦落とす、と言う技を知らんのか?
そんなに高いところに居る自分をいつまでもアピールせずにはいられないのか?
お前は、ア・ホ・か?と。


てなわけで、自分の年齢より10は上の世代の人の話を「先取り」することによって
今後自分が同じような場面に遭遇した時に「予習」している分、助かるだろう。


そもそも、自分以外の人間の自慢しかしない人は、
ヘラヘラと近所の人と井戸端会議する技も持ち合わせておらず、
自分の話を「ま~そうなの~すごいわね~」と言ってくれる人としか喋らないんだろうなあ…
と自分の周囲を見て思った。


たまには自分が「英検×級合格した」とか「ユーキ×ンで勉強して資格取った~」と
口にして欲しいもんだ。
ところで「今の夫と次も結婚したいか?」と問われてすべての人が「×」だったのに
現世では「まあ、そうはいっても介護ぐらいするわよ」って言うのがおばさんの懐の深さかもしれない。



にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村