Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

眠れない夜の秘密 ジェイン・アン・クレンツ

眠れない夜の秘密 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション(ロマンス・コレクション))
眠れない夜の秘密 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション(ロマンス・コレクション))
二見書房

あまり頭を使わずに気楽に読めるように…と選んだのに
ミステリーだった…
とはいうものの、一言で言えば「コージーブックス」。
過去にトラウマ犯罪を経験したヒロインに再び悪夢が。
事件解決を通してヒーローと段々関係も深めていく。
そして犯人逮捕!でホッと気を緩めた瞬間ラスボス登場!
のパターンはお約束。
ぶっちゃけミステリーをはじめから読む気であれば本格派を
選んだものを…。
ストーリーは折り返しの登場人物を見れば誰が犯人でとすぐわかる
のでなんかなあ…


今回のヒロインはカフェを切り盛りだとかパン屋、その他飲食店
経営の独り立ちした女性設定ではないけれど某胡散臭い会社で
「人生をポジティブに切り抜ける名言」を作り出すのが仕事。
随所に「未来をつかむために、雨の日も出て歩きます」だとか
「未来の物を受け入れます。それだけはたしかです」など出てくる。


ん~~~小説でこのような形でこの手の文章を読むと、
ものすごくこの手の考え方が「バカげたもの」←ヒロインの弁護士の姉がそう表現して妹にムッとされる
にしか思えなくて。ああ、インチキ宗教にはまるのってこういうことをいうのかと
妙に冷めた気持ちになりました。
それも教祖のお言葉ではなくお付の者がひねくりだしたものが人気を得た…
となるとねえ…


ベストセラー作家にしては全然というかありきたりすぎて面白くなかった。