英国の住宅 山田佳代子&cha Tea紅茶教室
- 図説 英国の住宅 (ふくろうの本)
- 河出書房新社
- 本
英国一般人向けの住宅。まかり間違っても「城」ではない!笑
むか~しの住宅が延々と今に続いている感覚が好きですね。
同じ時代の街並みを維持する、そぐわないものは元から建てれない。
日本だと京都市内位に厳しい規制があるぐらいで、
それが無いゆえに日本全国で場違いな家が立ち並び調和を乱す…
愚痴はこれぐらいにしてイギリス人の家に対する感覚は
彼らは家を「物」として扱わず
家に「命が宿っている」と信じています。
英国人は家を「物」ではなく、「文化」として捉えているのです。
文化とは継承していくものです。
「家と土地」を一本化で考える英国人は、
家はその土地から「生えている」と表現します。
彼らは土地に執着しないため、手狭になった家、手に余るような
部屋数の家を随時手放し、身の丈に合った家を求めて、
次の土地へ移っていきます。
「土地」にこだわり、同じ土地に永住して建物だけを立て直していく
日本人とは、家に対する思想が大きく異なるのです。
この抜粋だけで十分!って感じですが。
そして私はこの英国人の家に対する考え方に賛成!というか
夫婦二人なのにこの一軒家を維持してく意味を全く見出していません!笑
ホント掃除がもっと行き届く簡易な家で十分なんです!!
その身の丈に合った状況にあった家をそのたびに探す…理想です!
が。夫はやっぱり生粋日本人思考で「同じ土地に住み続ける」ことにこだわります。
これって人間すべてに当てはまるのだと思いますが、
なんせ私の様に「身軽に、執着せずに、あっさりと切り捨てる」ことが
できるタイプと夫の様に「執着しまくり、持続性に価値を求める」みたいな
相反するタイプが存在していて、まあ、そんな違うタイプがいるからこそ
この世は成り立っている…といい意味でとらえる思考を手にできたら
私の脳内は常にhappy状態を保てるのでしょうね。
英国人の様に身の丈に合った家を転々とする思考が日本人にも
少しでもあれば、廃墟となった実家の問題とかゴミ屋敷化問題
なんて存在しなくなると思うのですが。
執着を捨てたらものすごく気が楽になるんですけどね。
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