ツライときこそ幸運はたまる 植西聡
- ツライときこそ幸運はたまる
- 著者:植西 聰
- 出版社:PHP研究所
- カテゴリー:本
ひたすら「今は苦しくても、それを抜けたらハッピーが待っているから我慢、我慢」って
感じの内容です。
わかるんですけど、例えば今回のバススキーツアーの被害に遭ったお子さんたちの親御さんがこれを読んで気が晴れるか?といったら絶対に無理だろうし、もし精神的に立ち直って
今回のような事故を二度と起こさないように法律改正に向けて立ち上がるにしても
相当な年月が必要だし。
そしてまさに今日ですが震災で傷ついた人たちが立ち直り、自分の進むべき道を選ぶ
きっかけがあったとしてもこれも長い年月が必要。
今回のバス事故で生き残った子たちが「これから車に乗る時は、絶対にシートベルトをしよう!」と思うようになったとしても、その度に一緒に乗っていた友人の事を考えるわけで…
私が例に挙げた「つらい時」に比べたら本文に書かれている「つらい時」がいかに軽い状態かって思うんですよ。
飲酒した人間がハンドルを握る車に乗っていて、両足切断または植物人間になってしまった人はいつ「幸運」になるべくした「つらい時」だと感じる日が来るんでしょうか?
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