読書力 斎藤孝
- 読書力 (岩波新書)
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既に読書をする習慣が身についている者にとっては「今更感大!」な感想 (;^_^A
とはいえ著者が言うところの「スープや離乳食」レベルの本を多数読んでいる傾向に走りそうになるところを「いやいや、硬めの歯ごたえのあるものを選ばねば」と襟を正した次第
2002年発行時において既に
p2
今、若い人の間では、読書は流行っていない(中略)
大学の勉強は大量の本を読むことを前提として行われるのが普通なので、まずは基礎体力作りから始めなければいけないことになる。
20年経った今はさらに一層このことは深刻な状態になっていると思う
p7
読書は思考活動における素地を作るものだ。もちろん読書をしなくても考えることはできないわけではない。しかしそれは、しこを踏まない者が取る相撲の様に、レベルの低いままにとどまる。本格的な思考力は、すべての活動の基礎だ。経済活動にせよ、つまるところ思考力である、日本経済の危機が叫ばれているが、読書力の復活こそが、日本経済の地力を上げるための最良の方法だと私は考えている。
(中略)
読書力がある、とはどういうことか。
読書好きと「読書力がある」は違う。
著者は読書力はひいてはコミュニケーションにも影響を及ぼすと言及している。
先に書いた『社会人になったら読む文章術』と内容が被るけれど、
結局は学生時代からきちんとした本を読み、物事を要約する力をつけ、
文章を書く練習をしておかないと社会に出てから苦労する
すべては繋がっているのである
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