犯罪者書館アレクサンドリア 八重野統摩
- 犯罪者書館アレクサンドリア ~殺人鬼はパピルスの森にいる~<犯罪者書館アレクサンドリア> (メディアワークス文庫)
- KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
- 2015-10-29
- Kindle本
久しぶりにラノベらしいラノベ=ありえない荒唐無稽な設定、
手抜き過ぎる文章でした。
p84
「今年で22です。西都大学4年です」
「西都大か。エリートだな」
「しかし宮廷大の学生が…」
京都の大学ぽいから西都大=京都大と置き換えて、エリートだなと言う
流れとしたらこの宮廷大は旧帝大では???
それとも世間には宮廷大と言うなにか意味のある言葉があるのでしょうか?
で、仮に京大をモデルにした学生が「お勧めの本は?」と聞かれて
「本を読まない」と答えるような人間がいるの?????
p180
「僕が今までの人生で読んだ本なんて30冊にも満たないので」って…滝汗
むしろ、京大卒の人が書いた本はこれでもか!!ってぐらい聞いたことも
読んだことも無い題名がずらずら列記されそれも「どうだ!すごいだろ!」感は
無く、むしろ「え、普通これぐらい読むよね?」ぽく当たり前のように書かれている
のが余計に嫌味っぽく感じる位なんですけど…
とまあ、細かい設定とか粗が目立ちすぎる。
いっそのこと2流私大設定の方が納得できるのに。
無理やり流行りの京都を舞台にした感じが否めない。
それよりも著者の経歴。
札幌出身で京都の立命館大卒、挙句に書店員をしながらの執筆活動って…汗
ジュン×堂レベルの本屋で自分の専門の本を仕入れたりPOP付ける活動を
しているのならいいけど、ただ棚に並べてレジ売って…のバイトでもできる
仕事だったら親泣くで。
ただ、やっぱり3作目にしてこのレベルだとまだしばらく兼業は覚悟しないとね。
コンビニで兼業している作家さんもいるから、今時それが普通なんでしょうが。
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