二匹は人気作家 リチャード・バック
- 二匹は人気作家―フェレット物語 (新潮文庫)
- 著者:リチャード バック
- 出版社:新潮社
- カテゴリー:本
2巻目の「空」編で正直「失敗作、駄作」的感想を持ちました。
それを証明するかのように2巻目まではハードカバー(1000円以上)していたのが3作目では文庫本で発売と言う…(よっぽど人気なかったのか、売れなかったのか…)
その外れっぷりを証明してくれたのが3冊目の文末にある重松清さんが書いている「解説」。
『これはかなり癖のあるシリーズである。だからこそ好きになればとことん好きになるはずだし、その一方で残念ながら過去の二作とは相性が悪かった人もいるかもしれない。(中略)
確かに、リチャードバックの世界って、ワケわかんないですよね。
これが僕の本音。正直に打ち明けると、僕も前二作を読んだ時点では「やれやれ、これは前途多難かもしれないな」と思っていた。』
現役作家にすら「わけわからん、前途多難」と評される超有名作家…笑
本作では割と真面目に自分の経験を重ねあわせた結果リアリティのある作品に仕上がったかと。
ただやっぱり若干「頭の中、お花畑」感はぬぐえませんが…
本の持つ力、意味そんなことも思い出させてくれました。
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