Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

他人を攻撃せずにはいられない人 片田珠美

他人を攻撃せずにはいられない人 (PHP新書)
他人を攻撃せずにはいられない人 (PHP新書)
著者:片田珠美
出版社:PHP研究所
カテゴリー:本

精神科医が書いたにしては珍しく、言い切り系、断定の言い方で書いてあるので理解しやすい。
大概精神科医が書いた本ってどこかあいまいで「逃げ」を感じて読んでいても何の解決にもならない本の方が圧倒的に多いから。
事実、似たジャンルの「水島広子」の本よりはよっぽどわかりやすく、的確だった。


まず「他人を攻撃する人」の傾向と対策を症例をあげてくれているので、自分にとって該当する人が「誰」なのかわかりやすい。
『最初はわからないかもしれないが、言動を注意深く観察していれば次第に分かるようになってくる。
一言でいえばこういう人と接した後は、ぐったりとして衰弱する感じがする。
態度や会話なのか、全体の雰囲気なのか、ともかくあなたの世界を混乱させて、あなたのエネルギーを空っぽにすることなところがある。』
これ、まっさに頭に浮かぶのが私の母!いわゆる「毒親」。
次に姑。そして、この手の本を読む気になったきっかけの先日会った高校時代の友人(?)。
攻撃される人って要は小さな頃からこの手の人物に「攻撃、抑圧」されているのでそんな雰囲気が身についてしまっているのだろう。だから、私自身学生時代に少なくとも攻撃される対象になってしまったのだろう。
攻撃する方も悪いが、攻撃される方もそういった一種独特な雰囲気を醸し出していると言っても過言ではないと自分でもそう思う。
でも攻撃される人ってお人よしで親切な人、とも言い換えられるんだけどね。


結果:処方
攻撃欲の強い人が他人を攻撃せずにはいられないのは、何よりも自分に自信がなく、他人の幸福が羨ましくて歯ぎしりしたい程だからこそ、他人を傷つけたり痛めつけたりせずにはいられないのだということを理解していただきたい


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