からくさ図書館来客簿2 仲町六絵
- からくさ図書館来客簿 第二集 ~冥官・小野篁と陽春の道なしたち~ (メディアワークス文庫)
- 著者:仲町六絵
- 出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日:2014-03-25
- カテゴリー:本
これもある意味での残念な一冊。
前作に比べて数段以上読みやすくなっているのに、内容が薄っぺらいというか感動しないというか、ある意味「ラノベっぽい一冊になってしまったなあ…」と。
それこそ頭のいい人が普段使わない言葉を無理やり読者層に合せるがごとく使用した結果「ナウいね!!」ってやってしまって現代の子には「え??ナウい???…」とドン引きされたごとくが前作。
そこを頭のいい要領のいい人がコツを掴んで、浮かない文章をスラスラと書いたのがこちら!って感じ。新人が拙いながらも一生懸命、自分のできる限りを表現しようとした前作に比べて、会社に入って数年たって要領とコツだけで書式通りの文章を仕上げました!ってのがこちらかが感じられて残念。
と言うわけで短編4作品、心に残るものは一作もありませんでした。
その一方で「糺の森」について書かれているのですが、本来京都もっている「闇」と「神聖さ」の象徴であるこれらの神社に対してリアルの世界では下賀茂の駐車場をマンションにする計画だとか。
恐れ多い…
そんな罰当たり、良く神職自ら提案するなあ…と新聞を読んで驚愕!
お願いだから祟りがありませんように!!!!
もうすぐ葵祭ですね。ここで一挙に寄付が集まればいいのに…
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