Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

40代大人女子のためのお年頃読本 横森理香

40代 大人女子のための“お年頃”読本 プラチナ編
40代 大人女子のための“お年頃”読本 プラチナ編
アスペクト

正真正銘の40代の頃、この人の本を読みましたがちっとも共感せず。
それどころか「不快感」まで持っていた気がする。
ところが10年経って50代になってこの本を読むと
「そうそう。みんなそういうものかあ…」と共感というより安堵に近いものが。
かなり「蓮っ葉」な文章で品がよろしくないけれど
私のブログを読んでいる人にはなじみがあると思うので(笑)
よければ45歳前後の女性にはお勧めします。
私が前日までにグズグズと愚痴めいたブログをアップしているのも
色々思うのことがあったのですがこの本を読んでいるうちに
「ま、いっか~」と思える様になりました。


かなり長いですが引用します。p50~


私などもそうですが、一度もサービス業に従事したことがなく

(あるいは続かず)、元々ざっくばらんな性格が災いして、

悪い人ではないのだけれど、どーにもこーにもつっけどんな

部分がある、と言うのは、女性としてもったいないところ。

専業主婦として上手くやっている女性たちを観察してみると

やはり元々ホスピタリティがあり、献身的で気遣い上手の人が

多いようです。(中略)

でもわかっちゃいるけど自分にはなかなかできない、

と言う女性が殆んどなのではないでしょうか?

私も母によくガラッパチだと笑われましたが、

めんどくさくてやってらんないんですよね。

40代以降は加齢が拍車をかけ、できるだけ手を抜くこと

だけを考えています。それでも家事と子どもの相手は大変で

ニコリとも出来ない日が続くことも…

そうすると、家の中はいや~な雰囲気に。

本当は毎日楽しく暮らしたいのに…私だって、もっと

夫が協力的で優しかったら、経済的にももっと良くして

貰えれば、毎日ニコニコ生活できるのに、と思っている

女性は私だけでないでしょう。

が、そんなことを夫に期待しても無駄です。

それは自分が「二十歳若返って、友達に自慢できるような

美人妻になってみろ!」と言われるようなものだからです。

オバサンには優しくないのが、世の男の常。

例え結婚していても、邪険にされるのが普通なのです。

おもいやりなんて、有ってももったいないから妻には

使わない(笑)。(中略)

会社など、家庭以外でもしかり。

この時期、揺らぎがちな人間関係をうまくいかせるには、

やはり「気遣い」と「優しさ」が必要。

周囲にいる元&現サービス業の人達を観察して、

プロの気遣いを参考にしながら、その処世術を生活に

取り入れたいものです。

疲れているのは自分だけじゃないですからね。

(中略)

だから私たちも、子や夫を決して品定めしてはいけないのです。

自分の信用がガタ落ちですからね。

家族と思うから甘えも出ますが、お客様だと思えば優しくできます

自分ばかり優しくしたら損だと思うでしょうが、

「損して得取れ」とよく言うではないですか。

自分がしたことが戻ってくるというのは、

宇宙の法則でもありますからね。


p54

周囲を観察していてわかるのは、男の人に幸せにしてもらえる女性は、

四十代でも五十代でも、可愛げがあるのですよ。

もろもろすべての事を自分で決めないで、男の人に決めさせる。

ある同世代の専業主婦は結婚生活ウン年、最初から現在に至るまで、

洋服やバッグまで旦那様に決めさせるそうな。(中略)

いちいち男にお伺いを立てるのは面倒で、なんでも自分でチャッチャか

やってしまう女は、自分で稼ぐしかなくなってしまいます。(中略)

しかし、男の人は、妻に経済力を持たれるのは気分のいいものでは

ないらしく、威張りながら、バカにしながら、自分が本当は

『全部持ち』したい生き物です。

なので、できるだけ甲斐性のある男、あるいは財産家のボンを

選ぶのが正解、と今さらながらに思います。

そして選択権・決定権はすべてお任せする。(中略)

どんだけ自分を捨てれるかが、

大人として幸せになる肝と言えるでしょう。

もし、自分と言うものを持っていて、知識や経験も豊富で、より良い

方法を選択・決定できる能力があっても、それは男の人の前では

隠しておいた方がいいですね。

「能ある鷹は爪を隠す」と言う格言の意味は、実は結婚生活にも

有ったのです!!!!


p60

子宮筋腫などの婦人科系の病も原因不明と言われていますが、

女性性を生きてないことによるバランスの欠如ではないかと

私は思っています。

臆面もなく女性性を謳歌できている人に、婦人科系の病の話、

あまり聞いたことがありませんからね。

知的で責任感の強い職業婦人や適応障害の専業主婦に多い

気がします。(中略)

エゴと欲を最後まで気付かせない「美魔女」術としては、

自己主張は決してせず、あくまでも相手に『自分の都合のいい様に』

選択・決断をさせるように仕向けるテクニックがあります。

男はその方が気持ちが良いし、結局は自分の思い通りにできるので、

メンドくさいと思わずにそれができる人だけが、玉の輿に乗れる

と言うものでしょう。(笑)(中略)

いやあ、私には死んでもできないわ、と言う方は、来世に期待しましょう!