福井県立図書館100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集
- 100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集
- 講談社
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図書館業務の一つに「レファレンス」があり、それをもっと利用してもらおう!
とアピールする課題の中で情報の共有として公開していたものを抜粋したもの
それにしてもこんな中途半端な利用者からの情報を元に「正解」を導き出したなあ…と
感心!それ以上に何というか「覚え間違い」というかそれこそ試験に出るレベルの有名な
作家・作品以外は「正確にタイトルを思い出せる本が少ない」という事に気がつきました。本をそれなりに読んでいる私ですが「なんとなくあの本」という事は察しがついてもいざとなると本当に正式なタイトルが思い出せません。
それ以上に「この本、読んだことが無い…」という本が続出いたしまして、まだまだ修行(?)が足りないなあ…と思った次第。
p27
Q『大木を抱きしめて』 ってありますか?
A『敗北を抱きしめて』 ですね。
ほれぼれするほどきれいな覚え違いですね。
第二次世界大戦終戦後、GHQ占領下の日本を分析した大著が、
自然保護系のノンフィクションみたいになりました。
因みに本書はピューリッツアー賞を受賞しています。
こんな風にちょっとしたウイット+豆知識で説明していて読んでいて楽しかった!
p67
Q 『年だから解雇よ』 みたいな本なんですが…
A 『トシ、1週間であなたの医療英単語を100倍にしなさい。出来なければ解雇よ。』
でしょうか?
世知辛すぎます。せめて定年まで待ってほしい。それにしても、実際のタイトルがものすごく長いですね。これは覚え違いどころか、部分的にしか覚えられないのも致し方ないと思います。近年、タイトルの長い本がとても増えました。検索する時は心してかかります。
p69
Q 『普通のまま発狂したい』 って本あります?
A 『平熱のまま、この世界に 熱狂したい』 ですね
何があったのでしょうか。中々込み入った願望です。「発狂」は今どきなかなか出版物では使われませんね。著者がアルコール依存症や離婚を経てたどり着いた、日常の幸せや発見を描くエッセイです。
巻末にマメ知識として図書館における検索はp174
検索は「全文ひらがな」と「助詞抜き」がお勧めです
ただし各図書館によって検索システムが違うのとg-グルなどの検索システムと図書館仕様は違うのでg-グル慣れした人ほど勝手の違いを感じるのだとか。
なるほど図書館にある検索機が全部ひらがな入力の意味が分かりました。
公式サイトも面白いです
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