つながるための言葉 「伝わらない」は当たり前 勝浦雅彦
- つながるための言葉~「伝わらない」は当たり前~
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長い…ひじょ~に無駄に長すぎる
本当に時代の先端を斬って表現するコピーライターが書いたものなんだろうか…
どこがポイントなのか全く分からずダラダラと90分喋り続ける大学教授の書き起こしに付き合わされている感じ。
さすがに第9章の本業のコピーについて語っている部分だけはマシだった
p225 第7章 SNSの言葉
SNSは、ただのツールなのだ
この章が一番読みたくて借りたのだけれど他章がひどすぎて…
むしろ本文を読むよりも「見出し」が一番「きりっと」している感じ
p227 SNSは、真剣にやっても、深刻にやるな。
この意味の解説はp229(長ったらしい説明なので一部要約編集)
SNSが可能にしたのは「自己のメディア化」です。昨日まで素人だった人がある日いきなり「有名人になる」事を可能にしたのです。これは一言で言えば、現実の自分とは違った「もう一人の自分」が存在するという事です。
過激な発言をツイートするインフルエンサーも、私生活をさらけ出すユーチューバーも、プロであるほど、それが「作られた自分」であることを認識しています。
第一章で「自分は何者なのか」と深く掘り下げてそれを表現するのが「リアル」の世界においての「繋がる」第一歩なのに対して、SNS上では「仮面を被る」「演じる」事を密かに求められているという矛盾!「住み分け」をしなければ保てない。
ツイッターで一回だけバズった事のある著者。
それが
p241
「なんでこんなにつまらないものがウケているんだろう?」
それは「あなたに向けてつくられたものではない」からです。
この視点を失うと、世の創作物に批判と愚痴ばかりを繰り返す残念な人になってしまいます。
確かに。
もし私がツイッターをしていてこの言葉に出会ったら絶対にいいねを押すと思う!笑
とはいえ、ある意味このブログに書いている文章(感想もどき)は一般的な「まじめな、
正しい」と言われている感想とは違う感想を堂々と書くことを第一目的にしている。
だからどんなに世の中の大半の人が「この本、いい!」と星を5つ付ける作品であっても、批判と愚痴を持つ人間も一定数いる、という事を知らしめる(?)為の必要悪の認識で
読んでくれたら幸いです。
高2の2学期はじめに提出した「全国読書感想文コンクール」に出す宿題を、国語教師の担任から「あなたの感想は間違っている。書き直してきなさい」と言われたのを期に
「感想に正しい・間違いはない!」
という思いをいまだに忘れずに持っている元女子高生より
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