花散らしの雨 みをつくし料理帖 髙田郁
- 花散らしの雨 みをつくし料理帖
- 角川春樹事務所
- 本
普通こういった「飯テロ」系を読むと出てきた料理を自分自身が「食べたい!」と思うものだけれど、本作はなぜか「私の作ったものを文句も言わず喜んで美味しいと食べてくれる唯一の人にキチンと料理を作って食べてもらいたい」という気になったという…
突っ込みポイントは「ろっ骨が折れている」当時50代女性がなぜかぴんぴんと復活して
1時間も歩けるし(毎日)お給仕もできるという…
他にも「風前の灯」状態な重篤な症状なのになぜか「奇跡的」に復活!
せめて料理を扱っている小説なら「卵酒」や「甘酒」と言った「滋養に効果のある料理を
食べさせた」的な流れを期待するのだけれどなぜかそっちには行かない。
料理人が料理で元気づけないってどうよ?と思うわけで。
また新たに店を開いた場所の住人や気質を知らずして店を開くというビジネス的に
どうよ?な「軽率さ」があっても上手く行っちゃうんだよね…と褒めない文章書いても
誰も気持ちよくないからここでやめとく
江戸を舞台にした「メルヘン」だな、私的には
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