さよならの夜食カフェ マカン・マランおしまい 古内一絵
このシリーズの最終巻
個人的には「内容的に残念だった」一冊
そもそも3巻目あたりから「そろそろネタ切れか…」と危惧していたけれど
4巻目に至っては完全ネタ切れ、焼き直し感半端ない
多分、元々は「読み切り」だった一編が人気が出たので「さらに話を増やして一冊に」した
らさらに人気が出たので「ではもう一度…」を繰り返した結果が、これ…と推測
なぜ「残念」だったのか
肝心かなめの「おかま」がどうして「品格のあるドラァグクィーン」になった理由とか
お針子たちの「昼の顔」と「夜の顔」の過ごし方の苦しみ描写が無かったら意味がない
一般人の仕事の悩み、人間関係、ネットの付き合いなど正直どっちでもいい、と言って
しまうと乱暴だけれどそれ以上にわざわざ「おかま」を主役級に持ってきているのなら
彼女たちの悩みこそ重大なはずなのに…
これで終わってしまうとただの口の悪いヤンキーのジャダのイメージしか残らないし、
なぜクリスタがすみれを身に着けているのかとか一冊まるまる使ってでも書いてほしかった
それこそ3冊目で引用した「版元にこびたり・日和見的」という部分は
実は作者自身のことを指していたのか??
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