Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

下鴨アンティーク 神無月のマイフェアレディ 白川紺子

下鴨アンティーク 神無月のマイ・フェア・レディ (集英社オレンジ文庫)
下鴨アンティーク 神無月のマイ・フェア・レディ (集英社オレンジ文庫)
集英社
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 星の花をあなたに
稲妻と金平糖
神無月のマイフェアレディ
兎のおつかい


登場人物の両親やその肉親の結婚・恋愛観のついての一冊


少女小説をベースにしているせいか成分の90%以上が「甘々」構成なのに
1%だけ「毒」というが「苦味成分」が入っている
その1%がどうしても「イライラ」というか感想を「攻撃的」にさせるというか…
このイライラ感を狙っているとしたらこの作家さん、相当「腹黒」


植物みたいな男性…と思わせておきながら肉食動物では当然なくて、
では草食動物?
いや、動物じゃなくて「植物」な雰囲気なのだけれど「食虫植物」の様な男
気が付いた時はからめ捕られて逃げれない
「え~あの人、そんな風に見えなかった!」と100%の人が思うのに意外な事を
やってのけるのは多分、「普段、他人に興味を持っていない」から
ところが「この人!」と興味を持った人間ができた途端にそのターゲットに対してだけ
ものすごいストーカー気質を発揮するというか


バラの棘のようにわかりやすいものではなく
「アジサイ・スズラン・夾竹桃・クリスマスローズ」のような
気が付けば「毒」が含まれている様な感じ


まあ、しつこいけど少女小説ベースだからレイプのような実力行使に出るような展開は
ないだろうけれど、現実なら薬物混入後、レイプして挙句の果ては動画撮影までしそうだよな、こいつ…って感じ
そんな不気味さがあるから余計にいらっとするのかもしれない