投資の教科書 園田裕樹
- 投資の教科書: 資産形成に関わる皆さまへ
- 中央経済社
- 本
2023年発行
読者ターゲットとして
・金融業界で活躍される方
・「金融」と言う付加価値でレベルアアップを図る士業の方
・「金融教育」の授業を担当する中学・高校の先生
・金融知識を身に付けたい一般の方
と、明確にしてあるだけあって大変わかりやすかった
p19
金融教育による資産拡大以外のメリットは次の2つ
①ワクワクした人生に繋がる
1,「金融教育」は「社会構造の理解」につながる
2,「社会構造の理解」は「視野の拡大」に繋がる
3,「視野の拡大」は「新たな可能性の発見」に繋がる
4,「新たな可能性の発見」は「人生のチャンス」を拡大させる
5,「チャンスの拡大」は「将来へのモチベーション」へ発展する
この辺りは学校の先生が指導する時に「なぜこれを勉強するのか」と言う事を
説に説かねばならないと思う箇所!!!!!笑
②豊かな人生の獲得に繋がる
1,「金融知識」を強化すると、株価や物価、為替の変動要因を理解できるようになる
2,経済の仕組みを理解すると、お金の有効活用が上手になり、資産拡大につながる
3,資産拡大の成功体験によって、株価や為替など経済への興味、関心がより高まり、金融学習が習慣化される
4,金融学習は資産拡大、人格成長に繋がり、日々の積み重ねはいずれ大きな差にとなる
(金融学習は早期のスタートが重要)
②は先に読んだ
- アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書
- SBクリエイティブ
- Digital Ebook Purchas
と、かぶっているというかあくまでも「未来」がまだまだ続く若者に正しい知識を身に付けてこの先の人生を歩んでくれよな、と言う鼓舞が感じられる
棺桶に片足突っ込んでいる世代には「もっと早く教えて欲しかった」と言う遺恨でしかないですが…(;^_^A
p51
日本は「インフレ×低金利」時代に突入し、資産運用の重要性が高まっている
1,経済環境に合わせて資産運用の正解は変化する
2,昭和の時代は「インフレ×高金利」
世界経済をけん引していたのは「日本企業」
国内に投資しておけば、効率的な運用が可能だった
3,平成の時代は「デフレ×低金利」
金利は低くとも、デフレなので現金・預金でも生活を維持できた
4,令和の自裁は「インフレ×低金利」
現金・預金では今の生活を維持できなくなる可能性が高い
現在、世界経済をけん引しているのは米国を中心とした海外の企業
海外へ投資する必要性が高まっている
↑これを理解しているか、いないかでかなり差が出ると思う!!!!
p88
投資信託は、手数料を支払う事で運用のプロ集団が代わりに商品を選定してくれるサービス
3,期待できるリターンと手数料を天秤にかけて投資信託を選択する
運用にかかる手数料は3種類
①購入時:買い付け手数料
②運用時:運用管理費(信託報酬)
③売却時:信託財産留保額
なんとなくよくわからないままに口座を作って運用を始めたのはいいけれどリターンに見合わないものを掴む前にこの本を読んでよく研究した方がいいと思う
あと、約10年周期で景気が上下を繰り返すらしいので自分の余命もしっかり考慮して
どれを買うのがしっかりと自分で考えてくださいね
今50代で80代まで生きても認知症になっていては、ほんとせっかくの資産がパーに
なっては元も子もないですからね~
(特にシングルの人が必死になって資産形成した挙句、ぽろっと亡くなったりしたら
それ、自分が好きでもない親戚連中にごっそり持って行かれる…と言う想像したくない
未来もしっかり視野に入れておいて損はないと思いますよ (;^_^A )
ま、それを心配したら何もできなくなりますけどね
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