蜜の残り 加藤千恵
- 蜜の残り (角川文庫)
- KADOKAWA/角川書店
- 2015-01-24
- 本
短編集
この人の本を初めて読んだのが↓
- 卒業するわたしたち
- 小学館
- 本
で、これも短編集だった。
学校からだけではない「卒業」をテーマにした一冊だった。
今回の本はいわば「セックス」をテーマにした一冊と言ってもいいのか?
セックスも色々あって、昔は「一人の人と…」「大切な人と…」とだけ
するものだという概念で育ってきたのだが、この本を読む限り残念ながら
そうではないのだなあ…と言う悲しいというか時代と言うか…
全て「いつかは終わりが来る関係」とわかっていてもつい…的な話ばかり。
- その桃は、桃の味しかしない (幻冬舎文庫)
- 幻冬舎
- 2013-08-01
- 本
↑これよりはまし、って感じ。
長編より短編の方が一瞬一瞬の切り取り方が上手いと思う。
ただ、なんか冷めているというかこのなんというか無気力感と言うか
あきらめ感と言うかがこの作者の持ち味なんでしょうか?
主人公特に女の感情の冷めっぷりが半端ないので
人形とセックスしているかのような無力感を感じてしまうんですけど…
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