縁は苦となる 苦は縁となる 塩沼亮潤
- 縁は苦となる苦は縁となる
- 幻冬舎
- 本
坊主が書いた本はつまるところ「同じことを言っている」。
それは結局何派であれ「お釈迦様の言葉」を各僧が自分の解釈で自分の言葉で書くから。
本書はわかりやすい言葉で書いている方だと思う。
ただ本当にこの本を読む必要のある人が読まず、既にわかっている人間が読むと
妙に受け入れがたくなるというか反発心すら覚えるという…笑
母親にこそ読んで欲しい一冊!笑
p137
許すとは、相手の存在を受け入れ、自分を解放する事。
相手を許すことは、自分の負けを認める事では無い。
自分から許せば、自分も負の感情から解き放たれる。
p141
「許せない」という執着を捨てる。
恨みや憎しみという感情は、消そうと思ってもなかなか消せない。
それでも、その気持ちが緩まる瞬間は必ず訪れる。
p147
「自分は間違っていない」という思い込みがすべてのトラブルの火種。
勉強すれば知恵を得られるが、よりよく生きる為の知慧は集団の中でしか学べない。
私の現世のカルマが「親を許す」だとわかっているのだけれど、
なかなかできないからこそ現世は修行の場、なんだなあ…と。
なので上二つは自分にも当てはまるし母親にも当てはまる。
最後の一つは母親にこそ当てはまるんだけどね。
そして今、親の介護や親との不仲でモンモンとした日々を過ごしている私ですが
こんな風に考えると気が楽になると思う箇所を。
p190
自分が積んだ功徳は消えない。
見返りを求めず、皆の役に立つ。
恩恵は、自分に回ってこないかもしれないが、子孫を幸せにできる。
今の自分が「幸せな人生」と思えるのはご先祖様が積んだ功徳のお陰。
なので「順送り」を意識して過ごしてみようと思う。
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