Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

魔王の子、鬼の娘 二木英之

魔王の子、鬼の娘 (徳間文庫)
魔王の子、鬼の娘 (徳間文庫)
徳間書店
Digital Ebook Purchas

第一話のみ雑誌掲載
残り二話から七話までは書下ろし


第一話を読んだとき「なにこれ…日本語なのに全く書いている事柄がイメージできない…」
と、簡単に言えば「古典の教科書」を読んでいるような感覚。
妙に難しい言葉の言い回し・表現をしている割に「夢か現か幻か?」状態で全く物語に没頭できない状況。
2話になると急に普通の文章になりその落差の激しさが…


これ、文庫本で発売するにしても編集者から何も言われなかったのか?
編集者だけでなく校閲さんからも????と突っ込みたくなるぐらい
久しぶりに「これは無いわ…」な一冊。
1話目だけ妙に「文学」にこだわった挙句、
編集者「このままでは誰も読んでくれないのでもっと平易な文章でお願いします。
出来れば一話目も大幅加筆・修正で…」
作家「いやです。この文体のまま掲載願います」
編集「… そうですか…」
みたいな?


譲歩して2話目は平易な文章=ラノベを意識したような文章にした結果、
主語がわからない上、描写もラノベ以下な状態に。
題名の陳腐さと題材が全く生かせずに終わった展開
せめて手に取ってもらえるようにラノベを意識したような表紙のイラスト…
誉めるところが全く無い…



読むだけ時間の無駄なので絶対に勧めない一冊


↑久しぶりにこれ評価