Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

マンガはじめての出生前診断 中西恵里子

マンガ はじめての出生前診断
マンガ はじめての出生前診断
かもがわ出版

中々一言では言い表せない一冊


そもそも「誕生死」を経験したお母さんたちにしてみれば
「生きているだけで十分なのに検査をして陽性だったら中絶!?
ふざけんじゃないわよ!!!!」って思うはず


その反面、経済的やその他もろもろの要素があって
「障害がある子が生まれたら育てられない」と中絶に
踏み切る人もいてもおかしくないのは理解できる


なんか皮肉ですよね
出来ちゃったとか遊びの一夜で、みたいなかる~いノリで
妊娠・出産する人間がいる一方で望んでも望んでもかなわぬ願いで
悲しみに暮れる人もいるのに…
すんなり妊娠して出産して下手したらトイレで出産してそのまま遺棄したり
2歳ぐらいまで成長したのに自分が遊びたいから放置して餓死させたり
新しい男に気に入られたいからその男が子供に暴力をふるうのを止めずに
虐待死させたり…
欲しい人のところには授からず、命を軽んじるやつのところに授かってしまう皮肉
神様の意地悪!!!としか言いようがないこの現実



皮肉なことに「子どもの日」という「祭日」がある時に読む本じゃないね
特に子供にやさしくないこの日本という国では