痛くない!疲れない!歩き方の教科書 木寺英史
著者は医療従事者でもなくウオーキング専門家でもなく「剣道家」だそうです
昔と今の剣道ではどうしてこうも違うのか、という事から歩き方に違いがあることを
突き詰めた結果を本で発表したそうです
p6
現在、一般的に推奨されている「歩き方」は、一定の距離を歩いた時にできるだけエネルギーの消費が多くなることを目的としています。ダイエットなどを目的とした若くて元気な方々には適していますが、年配の方や体に「痛み」を抱えている方々にとっては体への負担が大きな「歩き方」なのです。
という事で期待して読み始めたのですが…
p14 自分では普通だと思っていた歩き方が体を痛める原因になっていた!
かかとを地面に強く打ち付ける
ひざを伸ばす
腕を体の前で交差させて振る
大股で歩く
つま先で蹴る
一直線上を歩く
ときて、著者が推奨する歩き方が
p21体への負担が少ない曲げる歩き
股関節が曲がる
ひざが曲がり、体を前方へ運びやすい
足首は曲がる
という事が細かく書かれていました
イメージ
p24 曲げる歩きをやってみよう
1,胸を張った姿勢で立つ
(おなかを引っ込めおしりを少し後ろに出して胸を張る)
2,上半身をやや傾ける(ひざはゆるめる)
3,ひざを曲げて前に送る(ひざは曲がってていい)
何というか…(;^ω^)
これって私が習ったウオーキングを全面否定しているようなもん!
というか、あくまでも「体に負担が少ない動き」であって
見た目綺麗な正しい姿勢で、すっとした若々しい歩き、とは真逆!!!!
猫背でちまちま歩いている老人、と言えば想像がつきやすいかと (;^_^A
それって腹筋も体幹も衰えてきていて自分の意志だけでは姿勢が保てないから
嫌でも年を取れば自然とそうならざるを得ないんじゃないの?!と思った瞬間からこの本を真剣に読むことは止めました
そもそも年を取って…と書きましたが今どきの子供まさにここに書かれている様な
姿勢で超みっともない歩き方をした子供ばかり目につきます!
(覇気のない歩き方、とも言いますが…)
むしろ若いころは便利な時代ではなかった世代の方がはつらつと歩いている!
ヨガの先生も「今の子は和式トイレが使えない=しゃがめない」とおっしゃる!
私たち世代は「しゃがむと膝が痛い」から使いたくないのだけれど、今の子供は体勢が
維持できないから使えないのだそう!(後ろにすっころぶらしい)
という事で少しでも若見えさせたいので「体に負担がある歩きかた」で歩く努力をもう少し続けたいのでこの本の評価はかなり微妙!!
こんな風にひざを伸ばすのはNGって書かれたらね…(;^_^A
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