ねじまき片想い 柚木麻子
浅草にあるおもちゃメーカーに勤める
「富田宝子(とみたたからこ)」。
…って、タカラトミーかよっ!
宝子の時間の無駄な一方的な片思いをベースに話が展開。
この人が書く「男」って正直、一体どこに魅力を感じて
好きになるのか全く持って不明過ぎ。
簡単に言えば「顔が好き!」そんな低レベルな基準で好きになるタイプ。
それだけで人を好きなるもの?
せめて「人間性がいい!」なら自分もそれに近づこうとする分
例え成就しなくても得るものがあるのに…
また、この人が書くヒロインって外見は違えども全員
「自己愛の塊」でしかなく、自分しか世の中に存在していないという
暑苦しさが充満しており、林真理子の書く女にも似ているようで
カラット感が無く、ネチャネチャ感だけが残り不愉快。
「あんた別にほかに人間が居なくても独りで十分生きていけるよ」と
こちらから突き放して、離れて行きたくなるタイプばかり。
この人の本を読むと疲れる。
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