パリ散歩画帖 山本容子
- パリ散歩画帖 (FIGARO BOOKS)
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- 本
まあ、中の作品と言うかコラージュは見ていて素敵だと思う。
が!
この人の文章を読んで感じたことは、一言
「おばはん、金持ちやなあ~~」
です。笑
と言うのも、コルドンブルーで料理を習い、
フランス語は日本でフランス人に(多分個人レッスン)教えてもらい
そして何より日本では銅版画家で儲けている。(多分)
しかも、今回はホテル住まいではなくアパルトマンに滞在。
それも自力ではなく、
「アパルトマンサービス会社の日本人コンシェルジュ」のY君が
空港から車で送迎。
なんかホント、嫌味~~って感じ。
それでもこんな文章からセレブ気取りプンプンして気分悪さ120%
を醸し出している人でも
初めてパリを訪れたのは20代半ば。
最初の印象は、正直言って惨憺たるものでした。
(中略)
そんな「かつてあった空気」をじかに感じる為に、期待を膨らませて
パリを訪れたのです。
ところが!「いかにも画学生」な私の想像をはるかに超えて、
パリは「大人な街」だったのです。
どこへ行ってもただただ「子供」扱い。
フランス語を話せないということもあったのでしょうが、
邪険にあしらわれる。
こちらの熱意とは裏腹に一介の「観光客」と言う扱いしかされないのです。
熱を上げていた少女は、パリにあっさり振られてしまったようなもの。
傷心の帰途についたのでした。
そんなわけでしばらくはパリとは疎遠だったのですが、
25年余りの時を経て、フランス熱に火が付きました。
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