Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

おしまいのデート 瀬尾まいこ

おしまいのデート (集英社文庫)
おしまいのデート (集英社文庫)
著者:瀬尾 まいこ
出版社:集英社
発売日:2014-05-20
カテゴリー:本

初作家さん
「最後」でもなく「終わり」でもなく「終了」でもない「おしまい」。
その語感から「別れ」の話だとは思っていたけど男女のそれだけではなく。
読み終わった後にどこか温かいものを感じます。というか、うるっとくる感じ。
この手のほのぼの短編(?)は一つ間違えると「チラ裏」的、作家の個人的雑記をダラダラ書いただけで「で、何?何が言いたいわけ?」と何も残らない作品が多い中、こちらは一つの物事は終わったけれどそこからまた新しいものが生まれるタイプ。
子供に寝る前に絵本を読んでやって「はい、おしまい」と言って本を閉じながら「じゃ、また明日…」と言う感じ。そう、おしまいはそこで終わりではなく、次の希望の始まり。


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