大きな音が聞こえるか 坂木司
- 大きな音が聞こえるか (角川文庫)
- KADOKAWA/角川書店
- 本
真剣に読むのを挫折した一冊。
貸し出し期間を延長して迄読む努力(?)をしたけれど無理だった。
何せ話がふらふらふらふらしていてそれこそ「波間を漂う」感じ。
終着点が全く見えない小説だった。
高校生がブラジルのポロロッカという特殊な状態でサーフィンをする、
というのがたぶん主題のはずがバイトの話、異性(セックス)の話…と
「ある高校生の日常ブログ」って感じで。
文中にp147『品川デンタルクリニック』という著者の『シンデレラ・ティース』の
主人公が勤めていた病院の名称が出てきたりと「それを書きたいがための描写?」と
言いたくなるほど遠回りな描写が多すぎる気がした。
確かに人生は山あり谷ありで一直線に結果に繋がらないとは言え
それを小説で延々と読まされるのってどうよ?
作者自身が迷いながら書いた?って感じだった。
最後まで読み終えた人を尊敬する!
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