Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

「繊細さん」」の知恵袋 武田友紀

仕事、人間関係の悩みがスーッと軽くなる! 「繊細さん」の知恵袋
仕事、人間関係の悩みがスーッと軽くなる! 「繊細さん」の知恵袋
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先に私も繊細さんに分類される、と断っておきますが
ざっくり言ってしまえば繊細さんって「相手の思考優先」ってことですよね?
「使い勝手のいい便利屋さん」とも言いますが。毒
一方、非繊細さんである夫とは確かに感じ方、捉え方が全く違う。
この「違う」をいかに認識するか、が大事。
自分の感じ方が全ての人…特に非繊細さんには通じないという事を理解しているかどうか。
「なんでわかってくれないのか」とイライラするより
「(相手は)本当にわかっていないからこんな行動を取るのだ」と理解しておくこと。
無知の知ではないけれど無理解の理解?


夫を朝送り出す時にやっている「持ち物チェック」。
これだけ毎日やっていても私が言わないとやっぱり忘れる…の繰り返し。
これは私が「忘れるのは嫌だ!困るのは嫌だ!人からあれこれ言われるのは嫌だ」
という心理から必死になって言っているだけで非繊細の夫にしてみれば
「あ、忘れた」位の感覚の違い。
困る事が連続すれば自分で気を付けるような習慣が付くのかもしれない。
そう思って突き放す方が本当は相手にとっていい事なのかもしれない。


自分が「この仕事をやらなくちゃ!」と必死になった結果「それは貴女の仕事」
認識されて誰もしてくれなくなったことが多々ある。
結果「愚痴を言う羽目になりそのことでまた人に嫌われた」のであれば
仕事ならば正式に「この仕事を全員で分担するように提案します」と
意思表明をすれば解決したのかもしれない。
実際ある人にはっきりと言葉で
「好きでやっているのだから(ほっといて)いいんじゃない」と
陰で言われていたそうです。(伝聞ってさらにきついですよね…)



やりたくないのであれば「やれません」「無理です」と初めから言っておけば
無責任だとか言われずに済む。
やれることはやる。出来ないことは出来ないと意思表示する。
その気持ちを押し隠してやった結果自分が不満を持って他者攻撃という名の
愚痴を言うのは筋違い、と言われた気分。


下手すると非繊細さんから見れば「自分のキャパが小さいくせにあれこれやりたがる」
と冷たい目で見られていても仕方ないなあ…とか反省する点も多々あった。
「できません」と明るく軽く断る習慣をむしろ繊細さんは持った方がいい。


繊細さん、と何気にきれいな表現をしてもらっているから「救われ感」が
漂っているけれど非繊細さんから見たら「めんどくせ~やつ」と
思われても仕方ないなあ…と思ってしまった。
「~しなければならない」の思考から「(自分が)~したいからする」に
思考のチェンジを。
もっと言えば繊細から見れば「あの人どうよ?」という行いをする人は
非繊細なので「ズバリはっきり言ったところで相手はさほど傷つかないし、
むしろなぜこちらがイライラしているのかがわかってむしろ改善・理解される」
のではないかと思った。


なので非繊細の集まりである夫実家関係者にはこれから具体的な拒絶の言葉
意思をはっきり表明しようと思った次第。
だって相手はある意味絶対に傷つかない人たちだから。
まさに「太陽は自分の為だけに回っている」と素で思っている人たちなので
自分中心に考える癖をつけてなんぼなんだと思う。片目閉じて同等レベル。