Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

この世でいちばん美しいのはだれ? 神崎恵

この世でいちばん美しいのはだれ?
この世でいちばん美しいのはだれ?
ダイヤモンド社

正直、私はこの人苦手かも…
ただの(?)メイクアップアーティストならこういった本を出しても
最後の一枚や見返しに近影がちょこんと載るだけで作者の「顔」が
そこまでアップにならないのに対してこの方は「どう?私、綺麗?」というか
モデル並みに出てくる。まあ、ファンにとってはこの「お姿」を拝みたい!
と思って買うのでしょうが…


眉をあと0.1ミリ…
アイラインを上方向にあと0.1ミリ…
とことん「この一番いい長さ、仕上がり感」を掴むために終日鏡を見て研究している
こだわりの描写が延々と…
そして
「美容家は裸でスキンケアをする」という事なので、
例えば家族が6時に起きてくるとしたら自身は5時ごろに起きて
裸でぺたぺた化粧水をつけてはハンドプレス付けてはハンドプレスを繰り返し
化粧水等が浸透するまで「格闘」しているんだろうなあ…と読んでいて正直疲れる…
「美容家」なので「常に鏡を見ているのが仕事なんだかし、あなた方がPC見て仕事しているのとどう違うの?」と問われたら困りますが何かなあ…理解しがたい。


p264

美人より「一緒にいて疲れない女」が勝つ

とあるのですが、悪い、私が男ならこの人と一緒にいたら疲れるわ。
無いわ、これ。の世界。
美人に見える様に写真写りの常にベストな角度とかをず~っと「研究」するのが
「仕事」なんだよねえ…、その部分読んで正直冷めるというか引いた。
そう思って掲載されている写真を見ると「なんか不自然…」とか思ってしまう。
作られた笑顔?みたいな。そこまで「美人」でいたい?「美人」と思われたい?


この方、男の子3人、長男さんは出版時点で大学生。
私も男2人の親だけど自分の事に手を懸けれるようになったのは
次男が高校に入学したあたりでやっとのこと。
それこそシートパック一枚顔に貼り付ける時間が無い!そんな感じだった。
なのでそういった時間の過ごし方の違いがどうしても受け入れられないんだと思う。
20代ぐらいの独身で自分だけの事に自分の時間を割ける人たちならこの人の生き方(?)は「憧れ」になりマネできるのかもしれないが。



実際旦那さん的にこんな奥さん、どうよ?と検索したら…
再婚していて今の旦那さんも美容系だから理解があるのかな?と
思った次第。
そうじゃなければ一日中自分の顔を研究している人とは、ね…
正直そこまで「美しい自分でいること」=ナルシスト 
になり切れるところがある意味すごいなこの人、と思った。