Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

最新食べるな、危険! 小若順一

最新 食べるな、危険! その不調の原因はここにある。
最新 食べるな、危険! その不調の原因はここにある。
幻冬舎

この手の本を読むとしばらくスーパーで物が買えなくなるな、と
分かっていながらも「怖いもの見たさ」で読んだという。笑
「最新」とくぎ打ちつつも発売されたのが「2013年」なので
当時の一番の「危険」は福島第一原発から漏れる放射能
よって魚・農作物はサクッと産地が「太平洋、茨木県、千葉県、宮城県」の物を
避けるのがよろしい、とのこと。
もう10年経っているので情報的には古いかと。


また肉類は他の本でも書いた通り与えられた「餌」に不安要素が加味されている。
加工品は添加物てんこ盛り。安く売れるのはそういうわけで。
穀類も同様。
果ては調味料も昔ながらの名称でありながらも中身は全く違う。
例えばみりんも今や「みりん風味」と「本みりん」とは別物。
醤油も遺伝子組み換え大豆で作られ色々添加されている。
料理上手さんが調味料にこだわるのはこれが理由か。


読んでいて思ったのがもしかしたら私が「食物アレルギー」として
反応しているのは「添加物」と「残農薬」にではないかと。
近所の人にサニーレタスを頂いたのだが「小さな虫がたくさんついているから
よく洗ってね」と言われ洗っていて本当にたくさんの虫を見ながら思った。
「もしかして普段スーパーで買っている野菜って相当農薬が付いているのでは?」と
ぞっとした。虫にぞっとしたのではなく、見えない農薬に。


スーパーでポテトサラダを購入した母親が老人から注意を受けたことが問題になっていたが
「安全面」から言えば妥当なことかもしれない。
ジャガイモを潰し、マヨネーズ塩コショウで味付けすれば最低限の添加物で済む。
ところがこれを総菜として買えばやれ保存料、香料、安定剤…と言ったカタカナ表記が
びっしりと連ねた表示になるのだから。この母親はたまたまその時体調が悪くて
総菜に手を出したのかもしれない。私もめったに冷食に手を出さないのに
体力的・時間的に「たまたま」買ったものに反応にしてリバースしたのかもしれない。
(冷食もリバースして以来、購入していない。また電子レンジも所持していない)
ただウインナーなどは本書でも添加物てんこ盛りだしポテチも栄養素が全く無く
「油を食べているだけ」とけんもほろろで書かれているのであながち私の体が
エラーを出しても仕方ないのだと思う。


本当は自分の子供に添加物てんこ盛りのファストフードばかりを与えている親に
読んで欲しいのだが皮肉な事にこの手の本を読む人たちと危険なものを食べている
「人種」とは相いれないという皮肉。
人の脳に作用して切れやすい性格を形成する添加物も大量に使われているので、
若年の凶悪犯罪者が「一体どのようなものを食べていたのか」を分析したら
面白い結果が出るだろうなあ…と思った。