Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

魂を磨くと幸せになれる 木村藤子

魂を磨くと幸せになれる
魂を磨くと幸せになれる
学研プラス

うわ~「悪いカルマ」の例に出てくるものすべてが実母に当てはまる…
本文中にも「これって私の事?」と手紙や電話が(クレームで)来る、
と書いてあるのが良く分かる。
だって、実は後ろにいて見てました?のレベルそのものだもの。
それだけ自分がいかに悪いカルマに囚われていることに気がつかない、
知ろうともしない人が多いという事なんだろう。
(だって「自分は悪くない!」の思考で凝り固まっている人たちだから)
因みに何回も例として挙がるパターンとしては


我が強い、プライドが高すぎる、平気でうそをつく、

人の気持ちを考えられない

これらすべては知識の欠如から起こります。


それらに対処する方法として

「知識は気付きを促し、気づきは反省を生み、その結果として満足感や

感謝の念が湧き上がる」からです。



人と人との出会いはすべて過去世からくるカルマの因縁です。

人と人のカルマが引き合う時、それが幸い善いカルマ同士であれば何の

問題もありません。しかしそれが悪いカルマ同士であった場合はとんでもない修羅場となることもあります。過去世からくるカルマによって出会い、夫婦という運命共同体となると、そこから新たな連鎖が始まります。


引用が長くなりすぎるので割愛しますが読んでいてふと


実家父 実家母
夫   私
舅   姑
が、各自それぞれの過去の因縁を持って夫婦となったと考えた場合
「共通点」がある事に気がつきました。
それこそが今生でそれぞれが解決しなければならない「カルマ」だったのでは?
という仮説が浮かびました。
なるほど…


というわけで「なるほどな。私はこの事を解決しなければ今世で死んでも
結局来世でそのことを繰り返し体験しないといけないわけか…」と
気がついただけでも読んだかいがありました。
毒親や夫婦関係で悩まれている人は一読して自分たちだけの問題ではなく
親やその嫁ぎ先の人間も含めて「同じことを繰り返している問題」が
あれば「それ」こそが克服しなければならない問題なのだと「気がつく」
事で少しは前に勧める気がします。


素直じゃなく「私は悪くない!!!!!!!!!!!」と人の言葉を聞こうと
しない状態では来世も同じように苦労すると思います。(私の母は確定!笑)


最後に私の母親に似たパターンを。p77~

ある女性の例です。80代になっていました。この女性は

「自分はいつも慎重に考えているから絶対に間違えない!!だから人の意見を聞きたくない!!人に注意されるのは我慢ならない!!」という人でした。

4人の子供がありましたが、接し方も問題でした。いつまで経っても親の権威を振りかざしまるで鉄槌を下すかのごとく「お前たちはこうあるべきだ!!」「親が絶対である!!」と躊躇することなく、言い放っていたのです。

特に長男に対する束縛と「いい親」を演ずる様は相当でした。しかし他の家庭を知らない長男はそんな母親の欠点を見抜けません。

やがて母親は4人それぞれにいい顔をするようになりそれがもとで4人は次第に仲たがいしていきました。

もちろん本人が自らを省み、欠点に気づき、改めることはありませんでした。夫が亡くなり子供たちとのコミュニケーションが唯一の生きがいとなりましたが、ますます自己中心的な気持ちが強まってしまいました。一層コミュニケーションのあり方が歪んでいったのです。

喧嘩になっても「自分は親としては正しい事をしている!!」「これほどまで子供たちを愛しているのだから、間違ったことは何一つしていない!!」と絶対に話を聞かない。それどころか一人ひとり別々に「もうお前とは付き合わない!!」と断絶を宣言していく有様でした。

そんな母親の姿を見るうちに、やがて子供たちの方が、おかしいと気づき、次第に彼らは母親と距離を置き、交流を控える様になっていきました。


冗談抜きで本当に「人の話を聞かない」人って存在するんですよ。
どんなに声を枯らして説得しても本当に耳に入らない、理解しようとしない。
そんな人間を相手にするときの「虚しさ」って筆舌に尽くしがたいです。