うどんの時間 山下貴光
- うどんの時間
- 文芸社
- 本
「さんぽナビ」「夏祭りとマスクマン」「うどんの時間」を収録。
「ロックスターになってやる!」と故郷のうどん屋を飛び出した主人公。
よくある話で鳴かず飛ばずどころかバンド解散の憂き目…
飛び出して10年。弟の不慮の死で故郷に戻り、
うどん屋を継ぐことを決心…と書くとよくある話だけど
成長ストーリーじゃないよなあ…これ。
実は「変わり者」の弟が一番よく世間を見ていたというか。
一作目の「さんぽナビ」はそんな弟の優しさがいっぱいで
「ああ、死んじゃったんだなあ…」と泣けなかった兄貴に
涙を流すきっかけを与えたというか。
ゆる~い話。
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