最悪で最高の恋人 クリスタン・ヒギンズ
正直読み始めは「好みではないなあ…」と途中放棄の方向に
あったのですが、密林のレビューを読む限りそんなにひどくなさそうなので
とりあえず我慢して読み進めました。
イヤだなあ…と思った理由はまず30代男無しの歴史教師加えて
南北戦争ごっごの「南北戦争再現劇同好会」に参加する熱の入れよう。
(野原や公園で戦争ゲームをする。空砲を打ちあい、衣装も着る)
アイタタすぎて目を覆いたくなるぐらいの設定のヒロイン。
いわゆる「腐女子」ですか???
また、結婚3週間前に婚約者に捨てられ、あろうことかその男は妹と
引っ付いてしまう。
男の事は忘れたように見せかけるために空想の理想的な男性と付き合っていると
家族やその他もろもろに発言して惨めさをかわそうと必死のヒロイン…
もう、アイタタすぎてねえ…
けれど現代ものの小説ゆえに今時の30代の子ってこんな風に
「お一人様」を良くも悪くも味わっているのかなあ…と。
その点20代前半で「運命の出会い!」をした私としては
「…」というかヒロインの行動がちょっとなあ…一方、夫に引き取ってもらっていなかったら今頃このヒロインなんて目じゃないぐらい究極の腐女子道を突っ走っていることは確かだが。
全ページの三分の二はヒロインのグダグダした「男漁り」「婚活」の
日常が書かれ後半やっと彼氏ができて一悶着あって終了。
ヒーローが理由があるとはいえ大金横領の罪で刑務所に入っていたという
設定もかなり斬新でした。
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