Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

西の善き魔女5 闇の左手 荻原規子

西の善き魔女5 闇の左手 (角川文庫)
西の善き魔女5 闇の左手 (角川文庫)
KADOKAWA/角川書店





この話、こんな設定・展開あり?
なんか騙された気分…
そりゃ小説ですよ。お話ですよ。架空話ですよ。現実はと違いますよ。
でも、なんか、これ、色々納得できないんですよ…


例えばですよ、ある孤島に名探偵が10人集っているところに当主が朝、死んでいた。
鍵は閉まっていた。「これは密室殺人だ!」とトリックについて大騒ぎしていたら医者がボソッと「心臓発作ですね。昨夜のうちにお亡くなりになってますね…」
そんな感じ。


本作の流れで言ったら「じゃあ、1巻目のあれは何?どうしてあそこまで『悪党』から逃れようとしたわけ?逃亡した父親って一体なに?ただの無責任?」とか突っ込みどころ満載!
ひたすら「それ、おかし~でしょ!!!怒」って言う読後感。
同人誌ですか、これ?
もともと「中央公論社」から出て「角川」が出したって流れが信じられない。
というよりメディアワークスから出ていたらさもありなん!って納得するけど。
もっと言えば児童書であれば小難しい文章で煙に巻いて力業でねじ伏せて「はい、しあわせになりました。おしまい」って片付けられるけどね…(子供をバカにしているとも言うが…)真面目に読んできた自分が一番バカ!って感じでした。