Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

ホテルジューシー 坂木司

ホテルジューシー (角川文庫)
ホテルジューシー (角川文庫)
KADOKAWA

先に読んだ『シンデレラ・ティース』の姉妹編?
「シンデレラ…」の主人公と本作の主人公が大学の友人同士で夏休みに
お互いに別々のバイトで卒業旅行の旅費を貯めよう!!という流れ。
本作の主人公の「ヒロ」ちゃんは一人知り合いもいない沖縄の民宿及び
ホテル(?)での奮闘記!
「シンデレラ…」の主人公がコネで甘々のバイト話だっただけにこっちで
独り頑張っているヒロちゃんの方が共感しやすかった。


「沖縄に行きたくなっちゃったな!」という付和雷同の長い物には巻かれろ精神で
ブログを終わらせてもいいのですが、それじゃあ書いている意味が無いよね…
最近ムラゴンを読んでいてちょっとつまらない。
私系の毒吐き系の人が軒並み卒業(?)したのかお休み中なのか。
ピリッとした毒のある文章を読んで「そうそう!」と
コメントを入れずともニヤニヤして読んでいたんですけどね…


まさに
白河の清きに魚も棲みかねて もとの濁りの田沼恋しき
な気持ち。


因みにこちらのサイトの説明では

江戸中期、白河侯松平定信が行なった「寛政の改革」がわずか6年で幕を閉じたのは、民衆による強い反発によるものだった。厳しい財政改革が経済を停滞させ、文化も廃れさせたことが原因だった。たとえ腐敗政治だったとしても、生活も豊かで文化も花開いた以前の華やかな「田沼時代」が恋しいと、失脚した老中田沼意次を民衆は懐かしんだのだ。そのときに生まれた歌がこれだ。寛政の改革と田沼の腐敗政治をくらべて風刺した狂歌である。


とのことで、
厳しい財政改革が経済を停滞させ、文化も廃れさせたことが原因だった。
って、なんとなく今のコロナであらゆる行動が規制されて楽しめなくなっているのと
似ている気が…


毒を書くのにも体力がいるってことでお茶を濁らせて終了する事にします…